安全報告書

SAFETY

2025年度 安全報告書 (2025.4.1~2026.3.31)

01.ご利用の皆様へ

当社の索道事業に対しまして、日頃のご利用とご理解のほど、誠にありがとうございます。

当社は経営理念の第一に「輸送の安全の確保」を掲げ、法令の遵守とともに安全輸送に努めております。

本報告書は、鉄道事業法に基づき、輸送の安全確保のための取り組みや安全の実態について、自ら振り返るとともに、皆様に広くご理解いただくために公表するものです。

皆様からの声を輸送の安全に役立てたく、積極的なご意見を頂戴できれば幸いです。

広島観光開発株式会社(宮島ロープウエー)

代表取締役社長 田村 智康

2026年2月に更新した獅子岩線客車
2026年2月に更新した獅子岩線客車

02.基本方針と安全目標

(1) 基本方針当社の経営理念の第一は、「輸送の安全の確保」です。「安全基本方針」を次の通り掲げ、社長以下全社員に周知・徹底しております。
  • ① 協力一致して輸送の安全の確保に努めること。
  • ② 輸送の安全に関する法令及び関連する規程をよく理解するとともにこれを遵守し、厳正、忠実に職務を遂行すること。
  • ③ 常に輸送の安全に関する状況を理解するよう努めること。
  • ④ 職務の実施に当たり、推測に頼らず確認の励行に努め、疑義のある時は最も安全と思われる取り扱いをすること。
  • ⑤ 事故・災害等が発生したときは、人命救助を最優先に行動し、すみやかに安全適切な処置をとること。
  • ⑥ 情報は洩れなく迅速、正確に伝え、透明性を確保すること。
  • ⑦ 常に問題意識を持ち、不安全な箇所は速やかに改善すること。また、安全に対する投資は優先的に行うこと。
(2) 安全目標お客様に「安全・安心」を提供するため、『安全目標』を設定し、輸送の安全確保に積極的に取組んでいきます。
【2026年度安全目標】
  • ① 事故・インシデントをゼロにする。
  • ② 整備作業における事故をゼロにする。
【2025年度安全目標の達成状況】
  • ①「事故・インシデントをゼロにする」は、搬器衝突事故が1件発生し未達成。
  • ②「整備作業における事故をゼロにする」は達成しました。

03.事故等の発生状況とその再発防止措置

(1) 索道運転事故(索道人身障害事故)
2025年度、4月24日紅葉谷線紅葉谷駅において搬器衝突事故が発生しました。
※紅葉谷駅構内第3碇着付近を移動中の22号搬器を所定の位置を離れていた監視係員が乗客を早く降車させようと思い22号搬器を手で押したところ、22号搬器は、第2碇着から手前30㎝手前で停止した。(異常停止位置)乗客案内係が22号搬器を第2碇着の正常な位置まで移動させるために手で押したところ、22号搬器は正常停止位置で停止せず進行し第1碇着に停止していた21号搬器に衝突した。
(再発防止策実施中)
(2) 災害(地震や暴風雨、豪雪など)
2025年度、災害による運休はありません。

なお、2025年度は、強風・雷等により、運行の安全を確保するため 28日間、延べ 99時間、運行を見合わせとしました。

(3) インシデント(事故の兆候)
2025年度、国土交通省へのインシデント報告はありません。
(4) 行政指導等
2025年度、中国運輸局からの行政指導はありません。
(5) 運輸安全マネジメント監査(中国運輸局地方安全調査官)
指摘事項はありませんでした。

04.輸送の安全確保のための取り組み

(1) 重点施策
  • ① 関係法令及び安全管理規程に定められた事項の遵守に努めました。
  • ② 運転取扱細則・整備細則及び各種取扱い要領・手順の遵守に努めました。
  • ③ 安全のための投資と支出(設備の更新・整備等)は下記の通り実施しました。
  • ④ 内部監査を行うことによる是正措置(予防措置)を図りました。
  • ⑤ 安全管理講習会に関する具体的な計画を策定・実施しました。
(2) 安全管理講習会等
当社では、全社員を対象とした安全管理講習会を毎月および必要な場合に適宜実施して、社員の安全意識を高め、輸送の安全確保に努めています。

今年度も 17回開催し、整備細則、索道施設の保守管理に関する教育や予備原動機の運転教育、防災訓練、外部講師による獅子岩線救助器具及び搬器内機器取扱い講習、コミュニケーション講習を実施しました。

(3) 救助訓練等
当社では、年2回、ロープウエー整備運休期間中に、全社員による救助訓練を実施しています。

2025年7月に紅葉谷線の紅葉谷駅構内にて救助訓練を、2026年3月に、獅子岩線の榧谷駅構内にて救助訓練及び消火訓練を実施しました。

訓練実施にあたっては、中国運輸局、宮島消防署の協力をいただき、通報訓練を実施するとともに、救助訓練に立ち会っていただきました。

2026年3月 獅子岩線での救助訓練
2026年3月 獅子岩線での救助訓練
2026年3月 獅子岩線での消火訓練
2026年3月 獅子岩線での消火訓練
(4) 安全のための投資と支出
安全の維持・向上のため、毎年計画的に施設の更新・整備等を実施しております。

2025年度は次の通り、施設の更新・整備等を実施いたしました。

紅葉谷線(榧谷駅)誘導輪ベアリング交換工事
①紅葉谷線(榧谷駅)誘導輪ベアリング交換工事
紅葉谷線(榧谷駅)誘導輪ベアリング交換工事
②紅葉谷線(榧谷駅)誘導輪ベアリング交換工事
獅子岩線 客車更新工事(運搬)
③獅子岩線 客車更新工事(運搬)
獅子岩線 客車更新工事(設置)
④獅子岩線 客車更新工事(設置)
<2025年7月>
  • ① 紅葉谷線(榧谷駅)ベアリング交換工事
<2025年7月>
  • ② 紅葉谷線(榧谷駅)ベアリング交換工事
<2026年2月>
  • ③ 獅子岩線 客車更新工事(運搬)
<2026年2月>
  • ④ 獅子岩線 客車更新工事(設置)

05.当社の安全管理体制

社長をトップとする安全管理組織を構築し、各責任者の責務を明確にしています。

  • (1) 社長は、輸送の安全の確保に関する最終的な責任を負う。
  • (2) 安全統括管理者は、索道事業の輸送の安全の確保に関する業務を統括管理する。
  • (3) 索道技術管理者は、安全統括管理者の指揮の下、索道の運行の管理、索道施設の保守の管理その他の技術上の事項に関する業務を統括管理する。
  • (4) 索道技術管理員は、索道技術管理者の下、索道技術管理者の行う業務を補助する。
  • (5) 営業所長は、輸送の安全確保に必要な設備投資、人事、財務に関する業務を統括する。
  • (6) 総務部長は、安全管理体制の適切な維持を確認するため、監査を実施する。

06.利用者の皆様との連携とお願い

(1) 利用者の皆様からのご意見
当社では、お客様の立場に立った、より安全で信頼される索道事業を推進しております。
お客様からお寄せいただいた声は、当社の財産とし、安全で信頼される索道事業を目指し、皆様の期待に応えられるよう努めてまいります。
(2) 利用者等への注意事項
<乗る時>
  • ① 紅葉谷線のゴンドラは大人8人乗りです。
    獅子岩線のゴンドラは大人35人乗りです。
    定員を超えて乗車することはできません。
  • ② ドアは係員が閉めます。ドアの開閉を妨げたり、手や足を挟まれないように注意してください。
<乗っている時>
  • ① ゴンドラ内でドアに寄りかかるなどすると危険です。
  • ② 窓から手を出したり、物を捨てないでください。
  • ③ 停電や故障などでとまる場合は放送でお知らせしますので、その時は係員の指示に従ってください。
  • ④ 無線機は非常の場合以外さわらないでください。
<降りる時>
  • ①ドアは係員が開きますので、早めに準備して係員の指示に従って降車してください。
<危険物の持ち込みは禁止です>
<ゴンドラ内は禁煙です>
<犬・猫等ペット類の持ち込みはご遠慮ください~身体障害者補助犬は除く>

ご協力宜しくお願い致します。

07.ご連絡先

安全報告書へのご感想、当社の安全への取り組みに対するご意見をお寄せください。

担当窓口

〒739-0522 広島県廿日市市宮島町紅葉谷公園内
広島観光開発株式会社 宮島ロープウエー営業所
TEL.0829-44-0316 FAX.0829-44-0656
ホームページアドレス:http://miyajima-ropeway.info/

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